三代目 久一の「味噌通信」

昭和51年4月号

 1976年4月 味噌通信   道を曲がるときに、どこからともなく沈丁花の香りがすると、春がやってくる~♪そんな気がします。沈丁花は春を代表する香りの一つですね。    文中の「食は命なり、食品は上薬、薬品は下薬」には 「はっ!」とさせられます。食べるもので大半の身体が作られているのですから…。薬の光明に頼りより、平素食する「食べもの」に頼ったほうが堅実です。こう寒の戻りが頻繁ですと、デトックス効果の春の食材もその役割を発揮させないほうがよいようで、一日も早く落ち着いた気候になってほしいものです。
ショウジョウバカマ

◆1976年4月号「味噌通信」

《本文》      沈丁花、庭いっぱいの香りかな        黒木八千代  いよいよ陽春を迎え、若芽若草萌え、木のかげにも花が咲き、岡の上にも花が咲き、川の岸にも、水の中にも、地上到るところ、花一杯に彩られ、待望の心の窓が開かれ、すがすがしいこの頃でございます。  長かった冬だけに、食べものもさることながら、運動も不足がち、停頓していた体力が、一時流動し始めるので、血液の異常流動が、神経痛や、痛風等、思いもよらね症状に、悩まされるのも春先の出来事です。  元々原始人は、野草、木の実を食べ、流浪の旅を続け、殆ど無病息災、徒然のままに、生活を続けて来たのが、時代が進むにつれ、野草は野菜(栽培)に代わり、それに肉食も伴ってか、ガン、高血圧の症状は殖え、玄米が白米に変わって脚気を患い、タフな美食のとり過ぎは、心臓病、痛風、成人病を誘発し、食品知識の不足は、斯くも尊い人命が、日々に虫ばまれ行く社会相を思う時、中国で言われている「食は命なり、食品は上薬、薬品は下薬」温故知新、今更ながら食べ物の有難さを、考えさせらえます。  元禄年間に出版された『本朝食鑑』の中に、味噌を食せば元気は出るし、血を作り、血のめぐりをよくし、悪血をおさめ、体を丈夫にし、体毒を消し、血圧を低くし、体をつやつやさせ、痛みをとめ、吹き出物を防ぎ、食欲をそそらせる とあり、味噌は日本人にとって、唯一無二のおかずとして、こんなにも滋養にとみ、体つくりに役立つ食品はなく、おいしい味噌によって体つくりに励みたいものです。(文献は岩重先生 味噌納豆ととうふ健康法)
● ふるさとの味  永島季八郎 様 先日は有難うございました 故郷を離れて四〇年にもなりますが いつもなつかしいお味は忘れられず 殊にお宅のお味噌は一味ちがいますので 親戚中で賞味しています 朝の味噌汁の香りが楽しみです
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