三代目 久一の「味噌通信」

昭和48年9月号

  1973年9月 味噌通信 「花は心の窓を開き、緑は家庭の愛情を潤す」  道野辺にそっと咲いている花々の中に、名前をしあらないものがこんなにも多いのこと最近しみじみと感じています。時折山歩きをして何が楽しみかといえば、知らない山野草との出会いです。それが高じて、道野辺のは何も心奪われる今日この頃です。 ********************
五頭山にて名を知らず
 先々代は、出身が農小学校の教師でしたから、農業に造詣が深く、庭の草木や畑に野菜を作ったりして、植物を育てることをとても楽しみにしていました。  だから自然と「花は心の窓を開き、緑は家庭の愛情を潤す」とは、沸いてでた言葉だったのでしょう。緑黄色野菜をたくさん摂ることが塩分過多をどんなにフォローしてくれるかは最近の研究でよく言われていることです。身体のみならず、心の健康を保ちつつ、天高い空のごとく涼やかにすっきりとした心持で過ごしたいものです。  

◆1973年9月号「味噌通信」

《本文》     明月や池をめぐりて夜もすがら    芭蕉 例年にない打ち続く暑さも、立秋を迎え、朝夕涼しさ覚え、鈴虫の音も遠近に聞こえ、月見草、野菊 ところ狭しと咲きほこり、枝豆、玉蜀黍。 嫁に食わすな秋茄子 の味も濃く、ひときわ秋の風情、こまたかなシ-ズンを迎えました。 全国味噌連合会で味噌の標語を募集しましたところ、  1.おみその味は私を写し出す鏡かしら   (おいしいみその味は彼女の味と申されましょう)  2.味噌汁は朝もいいな、昼もいいな、夜はなお ああ!   (夜もなおと三食揃って楽しむ健康のよさ) 1位2位と当選発表され、いずれも未婚の女性、若き女性の心からでた真実の叫び。こんなイメ-ジ本当に嬉しく、味噌の将来に大きい喜びを投げかけられて、うれしい限りです。 近頃「もっともっと、緑を食卓に・・・・・」との声高く新潟県でも、緑を食べる県民運動の推進大会が七月下旬、県の食生活改善普及会の主催で、新発田市に開かれました。特に主婦などに多い貧血を少しでもなくそうと、三年前より提唱。緑を食べる県民運動の反省と、課題のテーマで、真剣に討議されました。当市の上大月鬼山栄八氏 の主婦キヌエさん(50)が我が家の緑を食べる食生活の実態について、貴重な体験発表され、緑を囲んでの食事、全家庭挙って健康そものだとのお話はひときわ印象的であったと聞いています。   私も70年の生涯を通して、 花は心の窓を開き、緑は家庭の愛情を潤すと、常々信じています。花と緑は家庭団らんのシンボルで、円満の家庭な家庭は、花を愛し緑に親しみを感じ、自然の美しさに浸りつつ、常に楽しい人生を過ごしたいものです。 幸い冷涼日毎に加わり、緑ひときわ濃く味覚好調、稔りゆく味覚を満喫のこの秋、栄養豊かな緑の食卓の華として、自然のふくよかな味の越後米味噌のご愛用心よりお願い申し上げます。
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