三代目 久一の「味噌通信」

昭和46年6月号

  1971年6月 味噌通信 「味噌のある日本食を思う」の巻  昨日新潟地方も入梅し、今日は、庭の草木を雨粒が揺らしています。子供の頃は、蛇がいる!と脅かされ、草に触れたり、踏んだりして独特のにおいが漂っただけで、蛇が出てきそうな連想をする草でした。  湿布薬として、遠い昔のかすかな記憶ももう磨り減ってよくわかりません。  近年、お茶として愛好者も増えているドクダミがこの季節になると、ひっそり軒下に花をたくさんつけます。   そういえば、アメリカに日本食の進め的な本が並ぶようになってどれくらい立つのでしょう。近年のすしブームの前に、味噌読本「MISO」もあったはず。 2009.06.11
ドクダミ
 原本の左上部の変色しているところに、日本醸造公論の切抜きがありました。 伸び率首都で抜群 ヤマヤ越後米こうじみそ 【内容】ヤマヤ越後米こうじ味噌(豊栄市葛塚、山田醸造)は、首都市場においてきわめて好調な出荷状態を続けている。一、二月の味噌市況は低調、三月若干好転したが、四月がまた低調うで、五月も連休などから本調子に戻っていない。こうした全般的な低調のないかで、ヤマヤ越後こうじ味噌は抜群の好調を持続、高い伸び率を保っている。とくに小袋詰の伸びがいちじるしく、さいきん一般小売店のほか、スーパー方面にも流れており、立川市のオリンピックスーパーストアなどでは「マスコミブランド品と肩を並べる回転」と喜ばれている。  そのヒミツについて「やはり良質米の米こうじで、手数をかけ、じっくりと熟成した独特の風味」にあると問屋筋ではいっている。   日本醸造公論 昭和46年5月13日 発行より抜粋

◆1971年6月号「味噌通信」

《本文》       物質文明の圧力をはね返し          自然の力にめざめ自らの体づくりに励まう さわやかな初夏の訪れと共に緑も一入色濃く生え茂る此頃、お健やかにご活躍の事と存じ上げます。 先般NHK海外特派員報告で、二十年前に渡米された、久司道太さんを中心に、青年同志たちは、肉食を絶って玄米食運動をしているとの放送がありました。若いアメリカ人たちの中では、高度の物質文明は遂にベトナム戦争を引き起こし、各種の公害が続出し、人心頓にすさみ、伝統のアメリカ文明も、逐次崩壊の一途を辿っていることを痛く憤慨して、曾って日本の専売とも言われた質素革命を強力にし推進して、先ず体力づくりのために玄米食を主体に、日本より海草、海苔、味噌を輸入して、祖先が食べていた自然食の共同生活を営み、体質改善を行っていると言われています。 母乳も人工栄養に代り、自然食は人工食品に、生鮮魚彩も冷凍食品と化し、農産物も農薬に汚染され、各種の反自然食は贅沢ぜいたく食品として登場し、精神をいらだたせ、胃腸をいため、心臓を弱め、文化病横行の現状ではないでしょうか。 このところ食生活も、副食量は殖え、米食量は逓減ていげんし、味噌も称々横這えの気配も見られ、従来の御飯に味噌汁の考へも さることながら、副食調理にも新たなる考へで、お煮付けに、和あえ物に、生野菜に生味噌、更にパン食にまでと、創意下され、味噌は単なる栄養食品としてではなく、多くの微生物が含まれていますので、特に腸の働きを助け、新しい栄養分をどんどん作り出し、常に腸の働きを正常の姿に整へ、乳酸菌が繁殖しているので、夏の食中毒にも消炎の役割を果たすので、世界中でも味噌だけが持つ、日本人の健康食品 と申されましょう。何卒味噌に就いて深きご理解を頂き、切に御愛用の程お願い申し上げます。
●   陸上自衛隊調査学校瀬戸丸市民   お送り頂きましたお味噌を   早速分配いたしましたところ   味、香り共に市販品とは全然   違い 私の家内初じめ課内の   人達も大変喜んで頂きこんな   うれしいことはありません
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