三代目 久一の「味噌通信」

昭和46年4月号

1971年4月 味噌通信 文章の中に「一日2~3杯の味噌汁を家族団らんに」と言うような文章がでてきます。食事を家族団らんと強く結びつけられる時代背景、味噌汁を一日に2~3杯と言える食生活(現在だったら、一日に1杯は!)だったのでしょう。生活スタイル、食文化、いろんなものが大きく変ったことを感じます。 とはいえ、春の花といえば、桜、つくし、チューリップ・・・。今も昔も変わりませんね。 2009.04.16 
桜

◆1971年4月号「味噌通信」

《本文》        長きこと野山の草木雪に埋れて            春の兆ですくすくと伸ぶ       長い冬もようやく終わりを告げ、春の4月、鳥歌う陽春を向かえ、万物悉く眠りよりさめ、瑞気溢れ、年中最良の季節となりました。何時も心温まるご支援を頂本当に有難うございます。  食物もその国々によって異なり、幾千年もの長きに亙りその国特有の食物は自然の間に体力づくりに役立ってきています。フィリピン戦争の際、日本の捕りょに日本の食物を長期に亙り食べさせたところ、可成の胃腸障害がでたのが、終戦後自国の馴れた食物をとったら、自然に健康を取り戻したと言われております。  曽って第一次南極観測隊の越冬隊員に食物の嗜好を調べたところ、一番食べたいものがウナギの蒲焼で、少なくとも3日に一度の割りに出してほしいとの要望で、いやと言う程食べる機会に恵まれたそうです。帰国後の座談会で、ウナギのツラを見るのもいや、食欲がなくなったと述懐されたそうです。又こってりした中華料理も中国人には向くがおそらく三日も続かないでしょう。  結局、日本の体質には味の濃い食物は飽きが伴い常食としては不向きで毎日続けて食べても飽きないのが淡白の味の味噌汁こそ日本人にうってつけの食物も申されましょう。殊に昔より畑の肉と言われる大豆は長寿に連なり、大豆食と海草食は長寿と密接な関係があると言われています。しかも大豆にはたんぱく質34% 脂肪17%(アメリカ大豆20%以上)も含まれ そのたんぱく質が特に優れておりますので、これを原料として仕込み長い間こうじ菌によって分解されるので、消化吸収率は、95%以上もあります。ぜひ一日に2~3杯の味噌汁を家庭団らんの裡に、採っていただきたいものです。文献は「病気に勝つたべもの学」「ネコと魚の出合」
●味噌の味 福岡市 川端伊勢子様 朝夕の味噌汁が大変なつかしく家庭の誰や彼やにせがまれています。市場の味噌は、甘すぎてもっと味噌の味を知っていただきたいと思っています。さっぱりとした味の中に濃さが何んとも言えない食卓に華を添えます。
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