6.11 昭和51年6月号

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メルマガの原点「味噌通信」

先々代の「味噌通信」を 折に触れ、当時を思いながら皆様にご紹介
しています。

今回は、1976年6月号です。

 
 1976年6月 味噌通信 
あやめ
 山にも遅い春の息吹を感じれる季節です。陽光はそろそろ夏のものに近くなってはいますが、一斉に咲き始めた山野草は、春のもの。雪解けをじっとじっと待ってようやく土の中からその顔を出したのですから、待っていたその気持ち、思いがいっぱい詰まった山独特のものに違いありません。

 冬に閉じ込められて待ちに待っていた思いをその芽吹きに込めて精気溢れる恵みだからこそ、冬に足りなかったものを補い、冬に溜め込んだものを流し去る作用があるのでしょう〔デトックスですね〕。そして凝縮したうまみがたまらないのでしょうね!
 初夏の陽光の中で、そんな味わいを楽しめる最高のシーズンです。  
                            


  1976年6月号「味噌通信」


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                                       《拡大して見れます》
《本文》
     かきつばた咲きたる池に風吹けば
         こき紫にさざ波ぞよる    田安宗武

 
 
限りなき、自然のめぐみを大地に一杯に吸い、深みどり日毎に燃え、すっかり初夏の様相を呈し、凌ぎ易い、この頃でございます。
このところ、越後の山野も、山菜の最盛期で、山菜狩りの話で持ち切り。この間も二千年もの(はす)で名高い十日町市の宝泉寺で「山菜を味わう会」には、美食愛好者三百余名参加、診味絶賛、キノメ、山ウド、ゼンマイ、ワラビ、フキノトウ、山竹、アサヅキ等、次々と運ばれ、本当になごやかな会合。中には昨年、新大英語教授のロバートピーターソンさんは、「日本風物詩を味わいたい」とて、上手に箸を使って、「ベリーグッド」の連発で、大喝采を博したと、報じています。
また新潟日報社主催の「山菜を楽しむつどい」が、南魚、塩沢町の一本杉ホテルで開かれ、六十余名参加。一同ホテルのコック長から、明日の山菜狩りに備えて、各種山菜の見分け方、採りかた、料理の仕方等、実習、出来たてのものより御馳走。うまいうまいの連発。
翌日、全員張り切っての山菜狩り、あっては、冬のゲレンデも春光と共に、この辺りは、山菜の宝庫と変わり、戦果は上々。一同大喜び、お昼には自然の風情を眺めながら、ハイキングで舌鼓み。惜春の思い出を、心行くまで、満喫されたそうです。
食生活も、おいおい美食濃厚食が多く、化学調味料的な味付け、味に馴れ自然食軽視されがちな感覚になりつつあります。特に春は(しゅん)の季節、地下茎より伸びでた竹の子、ウド等には、ビタミンB12の含有量多く消化を助け血色をよくし。旬の王様と申されましょう。山野菜の素材を本当に活かし、香味豊な味付けは、調熟した自然の味おいしいお味噌これこそ日本人の欲する真の味ではないでしょうか。


  ●おいしいおみそ
          調布市中村雄治

  おみそを送って頂き有難う
  ほんとうにおいしいおみそなので
  お隣にも差しあげましたところ
  とても喜んでいただきました。



       越後米味噌醸造元    山田醸造株式会社  


・・・味噌通信

「味噌通信」とは・・・
山田屋の十一代当主 山田久一がお客様へ直接味噌をお送りする際に、商品と一緒に入れていた月刊のB5サイズの通信だよりです。



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