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おじいちゃまの「味噌通信」

11.13 昭和46年11月号

・・・





メルマガの原点「味噌通信」

先々代の「味噌通信」を 折に触れ、当時を思いながら皆様にご紹介
しています。

今回は、1971年11月号です。

 
 1971年11月 味噌通信 
葉牡丹
 戦後4半世紀が経った頃、経済視察団として欧州をめぐり、帰国早々に書いたほっかほかの紀行文です。今から40年近くも以前のこと、飛行機は南回りで東南アジアを経由して行ったようです。
 訪問した都市に思いを重ねながら、敗戦国だったドイツへ訪問の時の先々代の気持ちははかり知れないものがあります。教育隊として戦争に参加していた者が、同じ敗戦国の隆盛を目の当たりにしたときの気持ちは、どこか喜びに似た安堵感と、うれしさに溢れていたことでしょう。
 そんな気持ちだったことも、味噌通信を紐解き始めて、初めて知る祖父の想いです。

 庭の葉牡丹が今年もきれいに色を見せています。先々代は、冬には花が少なくなるので、必ずは牡丹を秋に準備していました。
                            


  1971年11月号「味噌通信」


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《本文》
     秋半ば欧州各地をめぐりみて
         古き都の憧れぞ知る

この度全国商工連会の主催で欧州経済視察団に加わり、10月4日雨降る羽田を午後出発、マニラ バンコク。見るも憐れな孤児を ボンベイに見て、ギリシヤ文明発祥の地アテネに着く。この時より快晴に恵まれ、視察の第一歩を踏む。到るところ大理石に埋もれ、旧態依然、大した産業も無く、実力者は権力も無く、家族主義的の小規模経営、公害も無く、年中300日以上も晴天で、海水客で賑わっていると言う。
無数の遺跡と廃墟、そのままで長い歴史を物語る永遠の都ロ-マは、今も尚、長き伝統を続け、ゆったりとした国民性、芸術の国、素直でしかも大胆なデザインは世界一とも言われる。豊かな経済力は、紙幣と金貨を容赦なく交換出来る、世界でも稀なる金の保有国に驚く。
ジュネーブ実に山紫水明緑に包まれ、気候は温暖な観光都市。国連機関もあり、古きよき時計機械工業等、精密な技術は高品質と広く内外より評価され、セルフサ-ビスの行き届くのも伴って、自国の産業を伸ばしているのも羨ましい限り。
花の都パリ-、到るところ花盛り、空き地の殆んど花での庭造り。日本の天皇の訪欧も手伝ってか、秋の草花いとも見事に配色され、旅行者を楽しませている。かつてのナポレオン王国 豊かな文化財に恵まれ、今は夜を徹しての歓楽の巷と化し、ファシヨンショー、おしゃれの国が、特異性産業も乏しくも、団結心に欠き、国外品に、大いなる関税が課せられ、鎖国的の傾向が強く、テレビも 2チャンネル、白黒とカラ-の二本建、特権階級しか入手出来ない物価高。視聴率も低く夫婦共稼ぎの国、一歩農村を見れば大地主制度、昔ながら 王候貴族が莫大な農地を所有しているのが、恰も昔の日本を偲ばせるものがある。
霧のロンドンは一年の半分は雨。年中薄暗いとあって、出窓。昔より紳士の国、永い伝統を生かし、質素で実利主義、飽ゆる形式を打破して、進む国民性、そんなことからもビ-トルズやミニスカ-ト等 流行の先端を行く素朴な国のように思われ、かつての大英帝国が偲ばれるような気がした。


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ナチスヒットラーの暴挙はベルリンを45Kmに亙ってコンクリート鉄条網によって東西ベルリンに分断され、西ベルリンは、ドイツ連邦共和国(米・英・仏)東ベルリンは西ドイツ民主共和国(ソ連)として存在。いまも尚、東ベルリンの入国は厳重な審査によって入国許可、既に終戦26年を迎え、人心頬に融和の兆しも濃く交渉続行と聞く。したがって今では、ヒットラーはあたかも日本の東條のごとく白眼しされ、平和と自由を求める気配のあることを痛感した。
元来ドイツ人は頑固と合理性と理屈に強く不屈の精神と不抜の勤勉さに物を言わせ、従来の工業立国を堅持していち早く西ベルリンの復興を目指し、ベルリンの3/4を占める地域に広き工業網を張られ、今や生産も飽和の寸前。更に、重工業もフランクフルボンなどに新工業地帯の新設を見、外国商社の進出、外資の導入、異国人の雇用等によって、画期的の
進展を見せ、フランクフルトはついに工業の中心と変わった。給与も日本の2.5倍以上、郊外に別荘を建てて休日を楽しむ豊かさ。一方郊外に目を転ずれば、世界随一の高速道路、ただ、驚嘆あるのみ。前後3回マルクの引き上げによってドルショックにもめげず、欧州第一の工業立国の実を挙げ、戦後、東に日本、西に西ドイツと肩を並べた奇跡的な発展に、目頭の下がる思いいっぱいで、円の変動相場制には、非妥協性であることを遺憾に思った。
特に夜間の歓迎は男女の別なく、ビールをたしなみ、真に働くものの喜びを満喫して、他国には見られない頼もしい風情に、旅行者も陶然として唯ただ賞讃。流れる音楽の妙諦を味わうことができた。東ドイツも逐次農業政策を工業生産に移行して欧州第6位の生産を挙げる事ができたという。欧州は一般にサマータイムは長く、それに土曜日の午後より日曜は休日、それに、夜間も休業。名店街には高級品溢れ、一般商店は品薄とあって、最近消費者の反発もあってか、アメリカの資材を導入して遠く郊外にショッピングセンターの建設が目立ち、中流以下の商品を豊富に揃え休日を返上して11ヶ月勤務、13ヶ月報酬で新しい販売戦が功を奏しているとのこと。(今月は概論にとどめ、細部は来月号より)

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       越後米味噌醸造元    山田醸造株式会社  


・・・味噌通信

「味噌通信」とは・・・
山田屋の十一代当主 山田久一がお客様へ直接味噌をお送りする際に、商品と一緒に入れていた月刊のB5サイズの通信だよりです。



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